2010年2月20日土曜日

papermoon01




動画を作るにあたって考えた物語のあらすじと、
登場人物について紹介。

なお、今回お借りしたLabyrinthという曲自体が
不思議の国のアリスをモチーフとして作られています。



まずミクさん。
ミクさんはミクさんです。外見はそれなりですが、
精神的には就学前後くらいなのかな?
あ、痛い子っていう訳じゃなくて、絵的な都合上だと思って下さい。
不思議の国のアリスの、アリスのポジションです。
わかりますよね?

ミクさんが抱いてるウサギのぬいぐるみがうさきち。
設定当初はうさすけだった気もします……。
まあどっちでもいいや。
そういう安易な名前をつけられた、
小さい頃から一緒のぬいぐるみです。

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ある夜更けのこと、ミクさんは枕元に置いてあったはずの
うさきちが居なくなっている事に気づきました。
ミクさんはうさきちを探しに夜の世界へ。

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水玉猫です。名前はなぜかメルクリウスといいます。
水玉→水星の連想?
モチーフはもちろんチェシャ猫。
黒猫なんだけど、普通じゃない奇抜な特徴を……ということで
ピンクな水玉になりました。
どうよこれ。
向こうの世界の生き物で、出会った人を奥深くへ
引きずりこむ危険な子です。
ただし悪気は無い。

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見慣れたはずなのにどこかおかしい夜の街で、
ミクさんは一匹の黒猫に出会います。
その奇妙な姿に、ついつい追いかけてしまうミクさん。
振り返った猫が怪しく笑った瞬間!
足元がすっと消え、
深い闇の中へと落ちてしまうのでした。

いったいどこをどのように、どれだけ落ちたのでしょうか。
気がついたミクさんの前に広がるのは、
見たことの無い不思議な世界。
途方にくれるミクさんの目の前を、水玉猫が
ひらひらと現れては消えます。
元の世界に戻る方法もわからず、
とりあえずあの猫を追いかけてみるしかありません。

メルクリウスを追いかけて
おかしな街をさまようミクさんの前に現れたのは、
うさきちに良く似たウサギ。
おどろいて、嬉しくて、思わず声をかけますが、
カーシーと名乗った彼はうさきちの事など知らないとすげない返事。
ミクさんは気を落としつつも、メルクリウスの行方を追って
さらに奥へと進もうとします。
しかしカーシーは、
「これ以上奥へ行っては帰れなくなるよ、すぐに引き返しなさい」
と忠告。
ミクさんが帰り道もわからないことを告げると、
カーシーはミクさんの手をとり歩き出しました。

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ミクさんの前に現れたウサギ。カーシー。
名前の由来はスコットランドかどっかの妖精から。なんとなくです。
うさきちと良く似てますが、本人は否定。
本当の所はどうなんでしょうか。
ご想像にお任せ。
イメージはもちろんアリスの白うさぎから。

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カーシーに引かれて走りだすと、
今度は後を追いかけてくるメルクリウス。
なんとなく追いつかれてはいけないような気がして、
つないだ手にも力がこもります。
二人の行く手を遮るように、どんどん姿を変える世界。
薄暗い街を走っていたはずが、
キラキラかがやく不思議な森へ、
丘一面に咲くひまわりの畑へ、
どこまでも続く薄暗い竹林へ。
そして見慣れた(だけど少し違う)自分の暮らす街へ。
だけど街は、二人の後を追うようにみるみる崩れ始めます。
大きくて綺麗な夕焼けが昇る街角でカーシーは、
ここから先は一人で行くんだ、と手を離します。
驚くミクさんを置いて消えてしまうカーシー。
ミクさんはすごく悲しくなりました。
街が消え、カーシーも消えて、そしていつのまにか
ミクさんも消えてしまい、夕日だけが残りました。

気が付くと布団の中。すっかり夜は明けていて、
うさきちはいつもと変わらない顔でミクさんの腕の中にありました。

おわり。

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細かい描写を省略したらなんか中途半端ですね……。
終わり方も唐突ですが、概ねこんな感じなので
あとはみなさんが適当に補完して下さいな。

アルカさんにどんな動画を作りたいかっていう説明しつつ、
自由に妄想をふくらませていった結果がこれ。
なのではじめから物語ありきで作っていたわけではなく、
最初から最後までの一本のストーリーが完成したのは
今です(えー)。

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