2010年11月18日木曜日

第5回MMD杯動画の技術的ないろいろ

こんなブログでも読んでくれてる方が
いらっしゃるみたいなので
気力が有るうちは更新を続けたいと
思います。

今回はまた今更なのですが
前回のMMD杯動画の技術的解説。
たいした事無い上に
にゃっぽんからの転載なんですが……。



基本的には前々回のMMD杯の動画と同様、
MMDお絵かきツールで取り込んだ
イラストを、ダミーボーンにくっつけて
動かしているだけ。

img_cache_d_870513_1_1282755840_jpg

ただ、今回は人型たったために
人型の多段多関節なダミーボーンを
作る必要が有ったこと。
また、元絵が一枚絵なので
動かすためには相当な書き足しが
必要になったってのが有ります。

img_cache_d_870513_2_1282755840_jpg 

元絵を切り抜き、パーツごとに
バラバラにし、書き足す作業が
一番時間かかりました。ほぼこの作業。
この部品動かしたらかっこいいかなーとか、
この部品動かしたらここ描き足さなきゃなーとか。

岬さんの絵が、たまたまこういう動かし方に
向いている絵だったっていうのがあるので
あんまり汎用性のある使い方では無いですね。
でもこれはずっと暖めてたアイデアだったりします。
前回のMMD杯のよりも前からかなー。

OPとEDのツバメは岬さんにお願いして
描き下ろしてもらいました。
差分含めて9枚くらいかな?
羽ばたきのアニメーションもMMD上の
アクセ差し替えで表現してます。

歌詞無しの状態でも十分だったんですが、
ひょっとしたら動画に物足りなさを感じる人が
いるかもなあと言う気持ちもあり、
歌詞はMMD上で表示することにしました。
これだけは今回の冒険です。
せっかくMMD上で歌詞を出すのなら
やっぱり動かさなきゃって
思ってたんですけど、ちょっと主張が強すぎたかも知れません。
反省。

今回の動画は特に「出会い」の積み重ねで出来た物だと思います。
だから完成したことだけですごく嬉しい。
それから、岬さんとryuryuさんによろこんで貰えたら(貰えたので)
すごく嬉しい。
再生数とかマイリスとかはその次の次、という感じです。

あ、そうそうコメントで描かれてるモアレなんですが、
はっきり言って単純に自分のミスです……。
動画サイズを800*450で作ったのが失敗だったみたい。
素直にニコニコのプレイヤーサイズで作るべきでした。
自分は画質にこだわるタイプでは無いけど、
あれはちょっと残念ですよね。
すみません。

ではまたー。

2010年11月12日金曜日

ボーマス14参加します

11月14日、
池袋のサンシャインシティ文化会館3F展示ホールCにて
開催される
THE VOC@LOiD M@STER14」に
売り子として参加しますよー。

クロスフェードデモ動画を作成させて頂いた
りゅーりゅーさんが所属するサークル
s10rw」をお手伝いさせて頂きます。
自分からお願いしました!
すごいうれしいぞ!

人前に出るのとか得意なタイプでは無いので
心臓ばくばくですが……
ご迷惑をおかけしないように精一杯
頑張ります!
ここで言ってもしょうがないけどね!

スペースではりゅーりゅーさんの新譜
Homelandの他、
「s10rw」のメンバーである
そらいろくらぶさん10日Pさんwhooさん
それぞれが新譜&旧譜を用意してお待ちしております。
また、りゅーりゅーさんの新譜の
アートワークを担当した岬さんも
絵はがきとか用意してると思いますので
みなさん是非足をお運び下さいね!

今回のボーマスはカタログ(入場券がわり)が
ずいぶん速いペースで売れてしまい、
今まで行われていた当日販売がされないと言うことで
波乱含みですねー。
今から入場を希望される方はかなり厳しいかも……。
りゅーりゅーさんと岬さんの絵はがきはちょっと
わからないのですが、
それ以外のs10rwメンバーのアルバムは
取り置き可能なはずなので
よろしければツイッターやらで
直接頼んでみてはいかがでしょうか!

それではお会いできる皆さん、
会場でお会いしましょうー!

2010年11月8日月曜日

お久しぶりです

約4ヶ月ぶりですね……。
ひどいです! 自分。

放置している間に何が有ったかというと
なによりMMD的には第5回MMD杯が!



大好きな絵師さん岬さんとのコラボ。
音楽はりゅーりゅーさんをお借りした
静かな動画でございます。

そしてしばらくあきまして
歌い手のちびたさん、ボカロPのgomezさん、
絵師のアルカさんとのコラボ……



前々回のMMD杯動画がきっかけで
こちらのコラボをやらせていただきました。
うれしかったー。
自分の動画が他の創作者さんを繋ぐなんて
そんな素敵な事は無い。

そしてそして、
りゅーりゅーさんがボーマス14で頒布するアルバム
「homeland」のクロスフェード動画を
担当させて頂きました!
すごい!



これについては別の記事で補足します!

ついったーをはじめたってのもあるのですが
仕事が忙しかったり、そのうえ仕事でブログを
書いてたりする関係で
全く自分のブログを更新する気が起きません!
すみません。

コイシの近況とか知りたい方は
ぜひついったーでのフォローをお願いいたします。
アカウントは「koishi_wsP」です。

ではまたきわめて近いうちに!

2010年6月30日水曜日

新作です!

報告が遅くなりましたが
新しい動画上げましたよー



約半年ぶりの写真ものです。
今回はストーリー的なことはほとんど考えずに
日常のスナップを並べただけ……かな。
七夕をイメージした曲なので、
タイトル画像と途中で挿入される宇宙の画像は
ベガ・アルタイル・デネブなのですよ。
今回はPVということをそれなりに意識してましたので、
動画タイトルは曲名に。
いつものインチキ英題は副題ってことで。
Arclight of the skyはこと座ベガの異名だそうです。

この曲はずっと大好きで、
いずれPVを作りたいなーと思ってたので
そういった意味では今回かなり満足です。
クオリティについての判断は皆さんにお任せで。

動画を投稿してみたら
自分の、それも写真物の作品を待ってくださっていた方が
結構いらっしゃったみたいで驚いています。ありがたいです。
次はいつになるかな……。

2010年6月10日木曜日

新しい動画

いやいや
普通に放置してましたごめんなさい。

新しい動画を投稿したときにしかブログを更新しないなんて!
だめだ!

でもまあ動画投稿してるのにブログ更新すらしないのは
もっと駄目だろう、ということでこれです



えー、新作ってほどでもないのです
見ていただければわかるとおり
モデル作りしてたのです

モデル改造とか大好きですし、
自分でモデル作れたら良いなってのは
前々から思ってまして、
2010年の目標はモデリングを覚える事だったりもしたのですが
ここまで来ましたよー。

今年に入ってからですね、無機的なアクセサリを
作るのにGoogleSletchUpを使い始めて、
角張ってるキャラクターならそろそろ作れるかもなあと頑張った
初モデリングがこれでございます。

03のコピー
電脳コイルというアニメに出てくる「2.0」というキャラクターです。
ぱっと見よりは凝ってるんですけどね。
まあただの箱ですわw

で、やっぱりGoogleSketchUpで有機的なものを作るのは
合理的じゃないなーという結論になりまして、
メタセコイアに手を出したわけです。

で、お勉強サイトを参考にイノシシやら
カップ&ソーサーやら作って、
よっしゃ次は人型作ってみるかーって感じで
あちゃくらさんを作りまして、

全画面キャプチャ 20100520 215310 
ほんとはもう少しのんびりスキル上げするつもりだったのですが、
某ツブラヤPの生放送で勝手にモデル作る宣言しちゃったりとかして

1のコピー

こんなわけでございます。
ここまでだいたい一ヶ月の話でした。

それにしてもモデリング楽しいですよー。
寝食を忘れるくらい、
というか動画作りを忘れるくらいには楽しいですw

ああそういえば、
どうしてもコイシの最新情報を手に入れたいという
きわめて奇特な方は、twitterを利用すると良いかもしれません
このブログの右上の方に表示されてるのがそれ。
思いつくまま気ままに呟いてますのでー(MMD率低め)

2010年4月21日水曜日

一周年とか




はじめてMMDを使った動画を投稿してから
ちょうど一年(と二日)が経ちました。
こんなに長く、継続的に続ける事になるとは
思わなかったなー。
たくさんの人に楽しんでもらえて、リアクションをもらえることもうれしいけど
動画を作ってることでいろいろな人とつながりが出来たことが
一番嬉しいことだなあと思います。

そんなこんなで、
モデル製作者のLatさんとコラボさせて頂きました。



昨年末のダンス杯に投稿したものの再構築版……というか
なんでしょう。
あんまり使いたい表現では無いですが、
やっぱり完成版っていうのに近いと思う。
自分の表現したいものに近づけたという意味で。

ボーンの構造のみ概ね完成したプロトタイプを事前にいただき、
それを使ってじわじわとモーションの修正をしてました。
以前の七葉1052式で作ったものから
もう相当な数の修正を施してあります。
大変だったけど、多少良くなったんじゃ無いかな?

このモデルにはおまけとして、今回自分が使用したモーションの
ベースになったモーションが同梱してあります。
捩じりボーンが無いモデルでは手がまともに動かないですし、
かなりLat式に特化した調整をしてあるので
使いまわすのは結構厳しいと思いますが、
興味がある方は是非どうぞ。

これから……はどうしましょうかね。
基本スタンスは変わらないですが、
より積極的にMMD外の人とコミュニケーションをとっていければなーと
ぼんやり思ってます。
よろしくお願いします。

2010年4月17日土曜日

VMDSpectrumについて

動画で使用したエフェクトについての解説。

あれは全て自作のモデルをVMDSpectrum(以下VMDS)で
変形させているものです。
VMDSとは、極北さんが制作されたツールで、
wavファイルを突っ込むと、音量に合わせて表情が変化する
VMDファイルを吐き出してくれるようなものです。

491188cd194cb97b7ec07f38f0eda11e 
バンド数で、音を音域に合わせて何等分するか、
フレームスキップで、何フレームごとに動かすか、
対応表情は、なんて名前の表情が動くかっていうのを決めます。
詳しくはVMDS添付のReadMeを。



例えば、普通のミクさんをPMDEで開き、
表情「ウインク」をband1に、
表情「ウインク右」をband2に改名し、
VMDSの設定でバンド数を2にしてやると、
低音に合わせて左目を、高音に合わせて右目をぱちぱちする
VMDファイルが生成されるというわけだ。
bandは数が小さい側が低音側、大きい側が高音側なのです。
わかったかな?
VMDSには15バンドの見本がついてるので、
まずはそれで遊んでみましょう。

さて、自分の動画では何をやってたかというと、まず

fc25675b8bac236ce261e27b895a6c78 
灰色で半透明の丸い板を8枚重ねたのを作ります。
つぎに、

742836d373037afa70d2ddfeffbb0f33 
内側が白、外側に水色の二層構造のリングを作ります。
で、円盤の方は直径が変化する表情を、
リングの方は縦幅が変化する表情を作り、
VMDSで作ったバンド数8のVMDファイルを円盤で、
バンド数3のVMDファイルをリングで開いてやると
あんなんなるのですね。
なんでリングの方が3バンドなのかっていうと
2バンドで出すよりも3バンドで出して高音側を切った方が
動きが落ち着いて良いのです。

ちなみに円盤とリングはGoogleSketchUpでちゃちゃっと作り、
MMDExporterで.xファイル化したもの。

VMDSで楽しむためにはPMDEの基本的な使い方を
把握してるほうが良いかなと思いますが、
発想次第で色々なことに使えそうな面白ツールですよねー。
もっといろんな応用例が見たいところです。

2010年4月13日火曜日

久しぶりの動画投稿です

気がついたらひと月が経過していたのです。
何やってたかって言うと
だいたいモデル改造してましたみたいな。
あとは完成までにいたらないこまごましたのを
作っては放置、作っては放置という感じです。
なんだかんだでMMDからは離れられないんだなー。

で、

そろそろなんか完成させたい欲求が高まりつつ中、
わさびさんが公開したPerfumeのDreamFighterのモーションが
すばらしく、自前のモデルを動かすだけで惚れ惚れする出来。
だったらそれとそれ使って公開しちゃえってことで



こんな感じになりました。

動画コメントにも書きましたが、
かにひらさんのオリジナルモデル、うさうささんの体に
Lat式ミクさん、咲音メイコさん、あにまさリンAct2の頭を
くっつけたものです。

この子たちはいずれもっとちゃんとした動画で使用する
予定が有りますので、奇特にも気に入られた方は
ご期待ください。

後は床と背景がぴこぴこ動いてるの気になる人とかいるかなー。
その辺の説明もするかもしれん。
ではまた。なるべく近いうちに。

2010年3月11日木曜日

近況


00のコピー

滞る更新。すみません。

別にMMD杯のあれで精根尽きはてたとか
やるべき事は全てやったからもういいやとか
いう事はなく、
普通に新しいの作ってます。

現在「*ハロー、プラネット。」の再構築中。

自分は、作っちゃったもんはしょうがないぜ!
一度投稿したらそれが完成品だぜ!
っていうスタンスなので、
いかにも未完成の動画を上げたり、
一度投稿した動画の完成版を投稿するのは
なるべくやりたくないのですけど
(初投稿のは色々無知だったためやむを得ず。)
まあ、いろいろありましてもう一度投稿します。
ちょっと変則的な形での発表になるかもしれない。
お楽しみに。

2010年2月20日土曜日

papermoon02 別アングル編

ほんとにたくさんの再生、マイリス、コメント、
宣伝ありがとうございました。

今回の動画が、新しい事をやっているわけでも
すごい技術を駆使してるわけでもないのは
MMDを使われている方々ならば理解されていると思いますが、
メイキングや別アングルで見てみたいという声もありましたので
公開してみたいと思います。
ブログで申し訳ないですが。
ちょっとした解説付き。

まず、OPのロゴ、アニメーションは
Adobe PremiereElements(以下PE)で作られてます。
本編じゃないので許してください……。

次にイントロ部分、ミクさんが寝てるシーンも
動かす必要が無かったのでPE上で最後に挿入。
一番と二番の間奏部分、EDもそうです。



(画像はそれぞれクリックすると拡大します)

シーン1後半、路地から猫の顔アップまで。
上から見るとペラペラ感が良くわかります。
っていうかこうやってみると興ざめも良いところですね……。
画面に映ってたものは全てダミーボーンにくっつけて
動かしてます。


シーン2後半、落ちるシーンです。
花弁にダミーボーンをくっつけて回転させてます。
それぞれのタイミングはずらしてますが、
主に移動してるのはカメラとミクさん。

一度撮ってみて、どうにも情報量不足を感じたので、
カメラアングルを変えてもう一度録画して、
PE上で重ね合わせてます。前半部分も同様。
手抜きアイデアですね!




シーン4。
まんなかにごっそりダミーボーンが余ってますねw
ドアは表側、裏側、枠の3枚の平面アクセで出来てます。
映像だとわかりにくいですがミクさんも移動してますよ。
ドアの中が黄緑色なのは、PEで合成して透過させるため。
ドアの中は、カメラワークをそのままに別に取り直した、



これを表示してます……が、
ちょっとこのシーンは失敗したな……。もうちょっと
面白さっていうかインパクト必要だった。
途中で重なる懐中時計のアップですが、
MMDで出力したものをPEで合成してます。
別にMMD単体でもまったく同じ映像作れると思うのですけど、
さすがにこれは面倒なので……。
そこまでこだわる必要は無いよね?




シーン5。
どんどんアップになるシーン。
正面真ん中からカメラがどんどん突っ込んでくわけです。
シンプルですねw

シーン6の時計がくるくる回るシーンも
MMDから出力したものをPEで合成してます。




シーン4&9。
奥から空、星、ビル街、住宅街、木、塀・電柱・地面、手前の電柱の
7層構造で、それぞれをスピード変えて動かしてるだけ。
こういうの楽しいですね。
特にシーン4のアングルはほんとに人形劇って感じ。




シーン8&10。
世界がどんどん切り替わるところですが、
ここの背景絵もMMDで動かしてます。
間にシーン9が挟まってますが、
シーン8と10はいっぺんに撮ってます。
なのでダミーボーンは20本以上使用してたりして大変。

曲名を表示した後の時計はMMDで出力したものを
PEで重ね合わせ。
最後のシーン11は、予選動画をPEで逆再生したものです。
気づいたよね?

以上。

全編MMDで作られてるーと思った方は
ちょっとがっかりしたかも知れませんが、
自分は普段からこれくらいはPEで加工してますし、
OPを除く全ての動くシーンは
MMDで出力したものを使用してますので、
胸を張ってMMD動画だぜ! と言えると思いますー。
どうでしたか? 面白かった?

時間があれば、ほんとに初心者さんが
MMDで紙人形劇(ペープサートっていうみたいです)を
作れるようになるかもしれない
流れ動画見たいのも作ってみたいなーと思っております。

しかし予定は未定!

papermoon01




動画を作るにあたって考えた物語のあらすじと、
登場人物について紹介。

なお、今回お借りしたLabyrinthという曲自体が
不思議の国のアリスをモチーフとして作られています。



まずミクさん。
ミクさんはミクさんです。外見はそれなりですが、
精神的には就学前後くらいなのかな?
あ、痛い子っていう訳じゃなくて、絵的な都合上だと思って下さい。
不思議の国のアリスの、アリスのポジションです。
わかりますよね?

ミクさんが抱いてるウサギのぬいぐるみがうさきち。
設定当初はうさすけだった気もします……。
まあどっちでもいいや。
そういう安易な名前をつけられた、
小さい頃から一緒のぬいぐるみです。

------

ある夜更けのこと、ミクさんは枕元に置いてあったはずの
うさきちが居なくなっている事に気づきました。
ミクさんはうさきちを探しに夜の世界へ。

------



水玉猫です。名前はなぜかメルクリウスといいます。
水玉→水星の連想?
モチーフはもちろんチェシャ猫。
黒猫なんだけど、普通じゃない奇抜な特徴を……ということで
ピンクな水玉になりました。
どうよこれ。
向こうの世界の生き物で、出会った人を奥深くへ
引きずりこむ危険な子です。
ただし悪気は無い。

------

見慣れたはずなのにどこかおかしい夜の街で、
ミクさんは一匹の黒猫に出会います。
その奇妙な姿に、ついつい追いかけてしまうミクさん。
振り返った猫が怪しく笑った瞬間!
足元がすっと消え、
深い闇の中へと落ちてしまうのでした。

いったいどこをどのように、どれだけ落ちたのでしょうか。
気がついたミクさんの前に広がるのは、
見たことの無い不思議な世界。
途方にくれるミクさんの目の前を、水玉猫が
ひらひらと現れては消えます。
元の世界に戻る方法もわからず、
とりあえずあの猫を追いかけてみるしかありません。

メルクリウスを追いかけて
おかしな街をさまようミクさんの前に現れたのは、
うさきちに良く似たウサギ。
おどろいて、嬉しくて、思わず声をかけますが、
カーシーと名乗った彼はうさきちの事など知らないとすげない返事。
ミクさんは気を落としつつも、メルクリウスの行方を追って
さらに奥へと進もうとします。
しかしカーシーは、
「これ以上奥へ行っては帰れなくなるよ、すぐに引き返しなさい」
と忠告。
ミクさんが帰り道もわからないことを告げると、
カーシーはミクさんの手をとり歩き出しました。

------



ミクさんの前に現れたウサギ。カーシー。
名前の由来はスコットランドかどっかの妖精から。なんとなくです。
うさきちと良く似てますが、本人は否定。
本当の所はどうなんでしょうか。
ご想像にお任せ。
イメージはもちろんアリスの白うさぎから。

------

カーシーに引かれて走りだすと、
今度は後を追いかけてくるメルクリウス。
なんとなく追いつかれてはいけないような気がして、
つないだ手にも力がこもります。
二人の行く手を遮るように、どんどん姿を変える世界。
薄暗い街を走っていたはずが、
キラキラかがやく不思議な森へ、
丘一面に咲くひまわりの畑へ、
どこまでも続く薄暗い竹林へ。
そして見慣れた(だけど少し違う)自分の暮らす街へ。
だけど街は、二人の後を追うようにみるみる崩れ始めます。
大きくて綺麗な夕焼けが昇る街角でカーシーは、
ここから先は一人で行くんだ、と手を離します。
驚くミクさんを置いて消えてしまうカーシー。
ミクさんはすごく悲しくなりました。
街が消え、カーシーも消えて、そしていつのまにか
ミクさんも消えてしまい、夕日だけが残りました。

気が付くと布団の中。すっかり夜は明けていて、
うさきちはいつもと変わらない顔でミクさんの腕の中にありました。

おわり。

------

細かい描写を省略したらなんか中途半端ですね……。
終わり方も唐突ですが、概ねこんな感じなので
あとはみなさんが適当に補完して下さいな。

アルカさんにどんな動画を作りたいかっていう説明しつつ、
自由に妄想をふくらませていった結果がこれ。
なのではじめから物語ありきで作っていたわけではなく、
最初から最後までの一本のストーリーが完成したのは
今です(えー)。

2010年2月15日月曜日

第4回MMD杯に参加しました

またしばらく更新が空いてしまいましたが、
あんまり事前に情報出しても興ざめだしね。
ではどうぞ。



不満というか、悔いは残ってます。
でも結構愛されてるみたいなので、後ろ向きなことは
ここでは書きませんよ。

解説とか、ほとぼりが覚めた頃にでも書こうと思ってますので
よろしく。

2010年2月3日水曜日

動画あげたよ

日記を振り返ってみると
意外にもずいぶん動画を上げてるなーと
いう感じでございます。
MMD杯動画作成の為多忙しのはずが、
息抜きで始めたモデル改造が止まらなくなり、ついに動画を
あげてしまうという
あれ何度目だこのパターン。

4度目だ!

小キキ、めぐぽ、Lat式に続いて
ってそれ紹介してなかった。



某ライトノベルに出てくるメグミカさんというキャラクターを
Lat式で作れないかなーという実験と、
捩じりボーンを自分で入れれないかなという実験、
そしてモーションブラーの実験をかねての動画です。
Lat式はかわいい。メグもかわいい。



ゆのっちも恋愛サーキュレーションもかわいい。
かわいいものがには目が無い!
というお話でした。
ちょっとカメラワークが落ち着かないかなー。
わりとパンチラ対策だったりするのですが。

さーてMMD杯がんばるぞー(棒読み)。

2010年1月24日日曜日

MMD杯!

当初は参加する予定なかったんですけど
いろいろ考えたり(アルカさんと)話したりしてるうちに
こういう流れになってました。
じっさい、一週間前までは一秒も出来てませんでしたし。

ほんとにほんとに本選に間に合うかどうかは
微妙なところなんですが、
この一風変わったMMD動画を
好んで下さる方も結構いらっしゃるようなので、
例え間に合わなくても精一杯頑張って完成させるつもりです。
よろしくお願いします。



ちなみにアルカさんは以前に別のコラボで知り合った方で
(そのコラボはもう完全に頓挫しちゃったのですが)、
例えるなら戦友です。
チャットなどで一晩中下らない話をする程度の仲でして、
現在も、
まさに今もチャットしながら制作を進めている所だったりします。
相当な無茶を聞いてもらって本当に感謝してます。
いっしょにいいものを完成させましょうねー。

2010年1月18日月曜日

Photogemic tips01・02 (MMDのバージョンについて)

※1/17に投稿した内容を誤って完全に削除してしまったので
折角だから1/18分の内容とあわせて一本の記事にしました。
ちょっと長いけどね……。
ちくしょう!

でもまあ良いか。二日に分けて書くような内容でもなかったし。

えーと、MMDはみなさんご存知の通りびっくりするような速さで
進化を続けているわけですが、
画像出力のみに注目してみると、
一番大きかったのはVer.5以降のBMP出力機能の
追加だなあと思うわけです。

ですので、それ以前の古いMMDを使用している方は
Ver.5.22、もしくは最新版を。出来れば両方を
入れておくことをおすすめします。
どちらもVPVPの公式サイトでダウンロード出来ますので。

ところで、最新版だけじゃなくどうして5.22も必要なのか。
そのまえに、
ちょっと長くなりますが、5.22と最新版の機能の違いを、
画像出力関連に絞って説明します。

まず、 
最新版ではできるけどVer.5.22では出来ない事について。

1. PNG出力

昨日書き忘れたのですが、Ver.6.10ぐらいから
PNGという画像形式での出力が可能になりました。
これ結構重要で、PNGは透明部分の有る画像を保存出来るんです。
例を見せますと、

01
これがにjpg出力した状態。
で、
2540f00759155ec41e5474299aec7eda
これがpng出力したもの。
チェッカー柄のところが透けてる部分だと思って下さい。
つまり背景の設定されてない部分が透明で保存されるんですね。
この機能は普通に動画作ってる人達には
ほとんど意味も恩恵もないのですが 、
MMDから抜き出した画像をなんか他の画像を合成してーなーって
人にはとっても大事な機能なのです。わかりますよね。
覚えておいて下さい。

2. アンチ エイリアス

簡単に説明すると、モデルの輪郭線をぼやかして
なめらかに表示する機能だと思って頂いておk。
Ver.6以前では、ソフトに関係なく無理やりアンチエイリアスを
かける機能を持ったPC(正確にはグラフィックボードです)の
専用の操作画面でしかこれの設定を出来なかったのが、
Ver.6以降でMMD上で設定出来るようになり、
Ver6.06以降ではそういう機能の無いPCでも
擬似的にアンチエイリアスをかける事が出来るようになりました。
これもサンプル画像を見てもらえればわかるのですが、

b2eece38d8ee8dc9cbae424d2ea95a53
df4534b57acbfe1a86a245b78873dda3
上がアンチエイリアス無し、下があり。
体の縁のラインのギザギザが、下だとほとんど目立たなくなってますよね。
そういうことです。
ちなみに自分のPCにはグラフィックボードが入ってますので、
擬似アンチエイリアスがどんな感じなのかは試した事がありません。
あしからず。っていうかすみません。

んで、

3. セルフシャドウ

これに関しては説明してると長くなりますので、
こちらの動画で補完して下さい。



ただ、セルフシャドウに関しては現状ではあんまりおすすめできません。
細部があまりきれいではないこと、
モデルがセルフシャドウがあることを前提に作られてないこと、
そして何よりライティングの設定がとってもめんどくさくなる、
というのが理由です。

で、話は戻りますが
3番はともかくとして、最新版はとっても便利な機能が追加されてるのに
どうしてVer.5.22も必要なのか。
それは、Ver.6以降は仕様の変更により、
「ディスプレイサイズ以上の大きさで画像の出力が出来ない」
からです。

説明するまでも無いですが、
MMDから出力する画像は可能な限り大きい方が良いのです。
その方が綺麗なものを仕上げることが出来る。
うちのディスプレイの解像度は1440×900なんですが、
例えば縦に構えて撮った写真と合成する場合、
Ver.6以降だと出力サイズが最大でも縦900×横600に
なってしまうのです。

うーん説明が下手だな。
何を言ってるのかはおいおいわかってくると思うので……。

とにかく、
画像は出来るだけ大きく出力したいのだが
Ver.6以降だとあんまり大きく出力出来ないので
多少機能が劣っていてもVer.5.22を使う場合が有る、
と、思ってもらえれば大丈夫。

もうしわけないですけど、もうしばらくは
ほんとに基礎的な話が続きます。

2010年1月11日月曜日

動画あげたよ

あらもう一昨日ですね。
すみません報告遅くて……。



今回は同じシーンを別のカメラから
何度も撮り直すっていうのをやってみました。
というか手を抜きたかっただけかも。
制作は半日くらい。

最初のシーンは車を動かしてるんですが、 それ以外のシーンでは
主に街の方にダミーボーンをつけて動かしてます。
ダンスと一緒で、手をかければ手をかけるほど
良くなるんじゃないかなーと思った。
でもこれ、平地を走るぶんには良いんだけど
地面の方に高低差があるとすごい大変だろうな。

写真合成講座は今度ね!

2010年1月8日金曜日

OS再インストールとか

してたりしまして、
またちょっと日が空いてしまいました。
頑張れ自分。
それにしてもCドライブがまっさらだと気持ちいいですね。
起動もものすごい早いし。
なんか不具合が起きて、復活する度に
PCが快適になっていく気がする。
スーパーサイヤ人みたいだ!
っておもったけど、購入時の状態に戻ってるだけなんですね。
ちくしょう!
どこまでも続くOSのアップデートプログラムのダウンロードに
あわせて、Windows Live Writerを入れてみました。
これはローカルで直接ブログ書けちゃうソフト。
今使ってるんですがすごい便利だ。
Bloggerなんていうどうしようも無く重くて不便な
ブログサービスを利用してる自分にとっては天国ですね。
Bloggerの利点はgoogleのアカウントで利用できる事くらいですな!
でもそれって結構大きいのだけど。

画像合成講座はもうちょっと待ってね……。
いや、やるよ? やるから!

2010年1月2日土曜日

王子 狐の行列 '10



あけましておめでとうございました。
年越しは、東京都北区王子の狐の行列見学に行ってきました。
真冬の夜中に3時間近く立ちっぱなし。
限界でした。
老若男女、行列を取り囲む多くの人々が
当たり前のように狐のお面をつけている状況とか、
普段着的な和服の若者がぞろぞろいるところとか
想像以上に面白かった。
行列自体も面白かったですが、
その周りの状況が。
お囃子は魔力が有ると思いました。
獅子舞の人がちょーうまかった。

以上。


ごめんなさい。去年と全く同じ内容の日記ですよこれ。

去年に引き続き、今年も行って参りました。王子。
多分去年より寒かった。
獅子舞の人は今年も同じ人でした。
すげーうまいの。イケメンだし。
 今年はビデオカメラを持ってってお囃子をずーっと
録音してました。
途中でバッテリー切れちゃったけど
10分位は撮ったかな?
音ネタとしていつかどこかで使えればなあと思います。

しかし去年10件しか日記書いてないのひどすぎる。
今年はもうちょっと何とかするよ。
がんばる。
今年もよろしくお願いします。